最新記事

映画

アメリカ社会に隠された閉塞感を描いたクライムサスペンス『ウインド・リバー』試写会ご招待

2018年6月19日(火)00時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

© 2016 WIND RIVER PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

<アメリカ中西部のワイオミング州を舞台に描かれるのは、生きていくのにはあまりにも厳しすぎる自然環境と人びとの孤独だ──>

昨年、第70回カンヌ国際映画祭で「ある視点部門」監督賞を受賞したクライムサスペンス『ウインド・リバー』。脚本・監督を務めたテイラー・シェリダンは、アメリカに潜む問題を浮き彫りにした『ボーダーライン』『最後の追跡』でアカデミー賞脚本賞に連続ノミネートされており、本作が初監督になる。シェリダンにとってこの3作が、現在の西部開拓地域を通してアメリカ社会の問題を描く"フロンティア3部作"だという。

物語の舞台は厳寒の大自然に囲まれたアメリカ中西部ワイオミング州にあるネイティブアメリカンの保留地"ウインド・リバー"。そこは先住民の居留地ということで自治権が与えられ連邦政府の管理が及ばない。ある意味では見捨てられた土地とも言える。そんな場所で起きる殺人事件を通して、色濃い差別、偏見が渦巻くアメリカ社会の闇が浮き上がる。

 今回、本作品のニューズウィーク日本版特別試写会を7月19日に開催、読者の方60組120名様をご招待。

[ストーリー] 雪深いアメリカの、ネイティブアメリカンが追いやられた土地"ウインド・リバー"で見つかった少女の死体──。新人捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)は、FBIから単身で派遣されるが、慣れない雪山の厳しい条件により操作は難航。そこで、地元のベテランハンターで、遺体の第一発見者であるコリー・ランバート(ジェレミー・レナー)に協力を求め、共に事件を追うが、そこには思いもよらなかった結末が......。

[監督・脚本]テイラー・シェリダン
[出演]ジェレミー・レナー(『アベンジャーズ』シリーズ)、エリザベス・オルセン(『マーサ、あるいはマーシー・メイ』)、ジョン・バーンサル(『ボーダーライン』)ほか
[提供]ハピネット/KADOKAWA
[配給]KADOKAWA
【オフィシャルサイト】wind-river.jp
2018年7月27日(金)角川シネマ有楽町ほか 全国ロードショー


『ウインド・リバー』試写会
日時:2018年7月19日(木)18:00開場/18:30開映予定(上映時間:107分)
会場:神楽座 東京都千代田区富士見2-13-12 KADOKAWA富士見ビル1F

応募締切:2018年7月3日(火) 12:00


submit.png


※当選の発表は試写状の発送をもって代えさせていただきます

20250225issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年2月25日号(2月18日発売)は「ウクライナが停戦する日」特集。プーチンとゼレンスキーがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争は本当に終わるのか

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 8
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中