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インタビュー謎の新悪役が語る『スター・ウォーズ』最新作の舞台裏
脚本持ち出し厳禁という噂の真相など、カイロ・レン役のアダム・ドライバーに聞いた
ギャップ アダム・ドライバー演じるカイロ・レンはダースベイダーに似た悪役だが、ドライバー本人は温厚で気さくな人物だった Dimitrios Kambouris/Getty Images for the Tribeca Film Festival
ついに12月18日から公開される話題作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。本作で注目されるのが新たな悪役カイロ・レン。ダースベイダ―に似た黒ずくめのマスク姿と、十字形に光るライトセーバーがトレードマークだ。
演じるのはアメリカ人俳優アダム・ドライバー。役のイメージとはまったく違って、温厚で気さくな32歳だ。本誌・佐伯直美が話を聞いた。
――J・J・エイブラムズ監督と初めて面接したときは、どんな役か聞かされなかったとか?
作品の大まかな要点は説明してくれたけど、出演を承諾するまで脚本は読ませてもらえなかった。だから聞いた話を基に、自分で考えるしかなかった。
――撮影中、脚本は持ち出し厳禁だったというのは本当?
そんなことはない。僕は当時ニューヨークでドラマの撮影もしていたから、脚本を持ってロサンゼルスと行き来していた。ただし、頑丈な鍵付きのバッグに入れるという条件付きで。落としたりしたら困るから。
――ダースベイダーは何といってもあのテーマ曲が印象的。カイロ・レンもテーマ曲はある?
ちゃんとある。史上最強のクールな曲さ。自分でも着メロにしたいくらい。
――撮影現場では、演技に入る前によく大声で叫んでいたとか。
たまにね。理由はいろいろある。食事のケータリングが来ないとか(笑)。僕は考え過ぎるタチだから、自分で自分を驚かせて気分を変えたり、緊張感を高めるためにやるときもある。
――顔を隠した状態で感情を表現するのは難しいのでは?
確かに精神的な力に頼るしかない。顔が見えなくても心から成り切って演じないと。ボディーランゲージもより重要になる。ある意味で舞台に似ているかな。
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