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「できる東大生」はノートの取り方が全然違う アウトプットのための凄い思考術

2021年5月22日(土)13時00分
片山 湧斗(東京大学学生・理科三類在学中) *東洋経済オンラインからの転載

同じように、本を読んだり誰かの話を聞いたりしたとしても、その次の日に自分一人でその内容をアウトプットすることができないのならば、はっきり言ってインプットした意味がないのです。

「試験ではこう問われるのではないか」「あとから使えるように勉強しなければならない」という意識を持って、アウトプットできるようにインプットをする。これらのノートからは、そういう姿勢が見て取れます。

関連性を意識して忘れないようにする

また、「アウトプット」というのは試験だけでなく、関連性を意識して忘れないようにする、ということも含まれています。

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「Inter」「-mission」の関連性を整理している(画像:筆者提供)

これは東大生がよくノートで使っている、「メモリーツリー」という考え方です。ノートの中心にテーマとなるワードを書き、そのまわりに、テーマと関連する情報をいくつか記入し、線でつないでいきます。記入した情報に関係する情報を、そのまわりに記入して線でつないでいき、関連性がわかるようにノートを取ることができれば完成、というものです。

「Interactが相互に作用する」「interpretが解釈する」と個別で覚えていても、すぐに忘れてしまいます。でも「interというのは『中』とか『間』という意味で、インターチェンジとかインターネットとかと同じカテゴリーだったな」と考えることができれば、「interactは、『間』から派生して相互に作用する、だった!」とすぐに思い出すことができます。

ノートを取りながら、関連性を整理していくことができ、効率的に学習できるということです。

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