電動キックボードで20人が負傷...驚愕「22万台に安全リスク」の原因とは?
Segway Recalls 220,000 Scooters After Folding Defect Injures 20

セグウェイ製キックボードに重大な欠陥が発覚(写真はイメージです) Hiboy-Unsplash
<折りたたみ機構の不具合で骨折も...セグウェイの電動キックボードが大規模リコール>
セグウェイが、全米規模のリコールを届け出た。同社の電動キックボード「Ninebot Max G30P」「Max G30LP」のうち約22万台が対象となる。その原因は、折りたたみ機構の危険な不具合とされている。
米消費者製品安全委員会(CPSC)は2025年3月20日、このリコールを発表した。これは、ユーザーから、擦り傷から骨折に至るさまざまな負傷が報告されていたことを受けた判断だ。リコール対象の製品は、2020年1月から2025年2月までの間に、大手小売チェーンやオンラインプラットフォームで販売されたものとなる。
このリコールは、電動キックボード製品の安全性への懸念を顕在化させるものとなった。電動キックボードでは、持ち運びを容易にするために、折りたたみ機構が標準的な機能となっている。
今回リコール対象となった不具合は、電動キックボードの使用中に、何の前触れもなく起きる可能性があるため、深刻な危険が生じ得る。走行中に操作ができなくなるおそれもある。
過去5年間に対象モデルを購入していたユーザーにとって、これは、即座に注意を向けるべき緊急性の高い安全問題だ。