AIやEVが輝く一方で、バブルや不況の影が広がる......ピークアウトする中国経済の真実
DECODING CHINA’S ECONOMY
ディープシーク創業者の梁文鋒(リアン・ウエンフォン)はまだ40歳 VCG/GETTY IMAGES
<「バブル崩壊」の一方で「EVとAIが躍進」する中国。矛盾する14億人経済の謎を、話題の新刊『ピークアウトする中国』を著者自らが解説>
中国経済は今、どんな状況にあるのか?
シンプルな問いだが、答えるのは案外難しい。AI(人工知能)やEV(電気自動車)など、輝かしい成果を出している産業や企業が多い一方で、不動産価格の下落は止まらず消費不況の色も強まっている。光と影、いったいどちらの中国が真の姿なのか?
最新AIディープシークの衝撃
まずは光の側面を見ていこう。
中国発の最新AIディープシークが世界に衝撃を与えた。性能の高さもさることながら、開発にかかるコストが従来の10分の1、運用コストは数十分の1という劇的なコストダウンが世界に衝撃を与えた。これまでAI開発はパラメータ数(変数の数)、データ量、計算量を肥大化させれば性能が上がるという法則に準じて開発を進めてきた。どれだけ資金を投入できるか、米エヌビディア社の最先端GPU(画像処理半導体)をどれだけ確保できるかという体力勝負だったが、ディープシークは創意と工夫で別の道を見いだした。
本当はもっとコストがかかっているのではないか、不正な手段で入手したGPUやデータを使っているのではないかと疑う声も上がっている。おそらく疑惑の一部は事実だろう。ただ、それでディープシークが全くのまがいものとは言えない。彼らはオープンソースでAIを公開し、開発手法についても詳細を発表しており、世界中の検証にさらされているからだ。
そもそも中国人のAI開発能力は本物だ。米ポールソン研究所傘下のシンクタンク「マクロポロ」のグローバルAIタレントトラッカーによると、世界的AI研究者の47%が中国人。オープンAIなど米AI企業もディープシークなどの中国企業も、中国人によって支えられている。
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