グッチやウブロに続き、高級ブランドが続々「ビットコイン決裁」導入...価格高騰で注目が高まる
モノの販売以外にも、クルーズ船運営のヴァージンボヤージが今月、ビットコインを支払いオプションに加える最初の商品として、最大1年間の航海が可能な年間12万ドルのパスを発売した。
規制当局は長年、ビットコインのような仮想通貨は実世界での用途が限られたハイリスク資産であると警告してきた。ボラティリティーの高さも、支払い手段として広く採用される上での障壁となってきた。
しかし、仮想通貨を支持するトランプ次期米大統領が、仮想通貨の規制緩和を実施すると予想されていることから、ビットコインは過去最高値を更新。S&Pのアナリストは、金融市場におけるブロックチェーンの革新が仮想通貨の予測可能性を高める可能性があると指摘し、状況は変わり始めていると指摘した。
<革新的なブランディング>
高級ブランドは、ハイテク業界の富裕層顧客を取り込むための試みを重ねてきた。米シリコンバレーの高級ショッピングモールに店舗を出したり、仏エルメスの場合は同社オリジナルの腕時計端末「アップルウオッチ」を発売している。
ビットコインの高騰は、高級品を取り扱う業界が過去数年で最悪の不況に陥り、新たな成長源を模索している最中に起きた。ビットコインは16日に10万7000ドルを超えて最高値を更新している。