米イーライ・リリー、肥満症薬の廉価版発売 月額399ドル
米製薬大手のイーライ・リリーは8月27日、肥満症治療薬「ゼプバウンド」の廉価版を発売したと発表した。直販サイトで1カ月分を399ドルで販売する。昨年12月、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
米製薬大手のイーライ・リリーは27日、肥満症治療薬「ゼプバウンド」の廉価版を発売したと発表した。直販サイトで1カ月分を399ドルで販売する。
製造が容易なバイアル瓶を使用することで、従来のペン型注射器よりも迅速に患者に薬を届けることができるようになるという。
バイアル瓶入りの「ゼプバウンド」2.5ミリグラムと5ミリグラムを399ドル、549ドルでそれぞれ販売する。
同社サイトでのペン型注射器販売価格(月額650ドル)に比べ250ドル(4割)の割引となる。
イーライ・リリーのパトリック・ヨンソン氏は、バイアル瓶の発売により米国での「ゼプバウンド」の供給が大幅に増加すると指摘。従来型と廉価版の両方で米国内市場のニーズを満たすことができると述べた。
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