EU、いよいよ使い捨てプラスチック禁止へ 包装廃棄物削減法で暫定合意
3月5日、 欧州連合(EU)は包装廃棄物の削減に関する新法で暫定合意した。写真はベルリンの駅付近に散乱するプラスチックごみ。2018年7月撮影(2024年 ロイター/Fabrizio Bensch)
欧州連合(EU)は包装廃棄物の削減に関する新法で暫定合意した。ファストフード店で提供される使い捨ての皿やホテルの小型シャンプーの容器など使い捨てプラスチックを禁止する。一部の分野については適用を免除する。
欧州委員会は2022年に包装廃棄物の削減に関する規則案を提案していた。
欧州議会と議長国のベルギーは4日遅く、包装廃棄物を30年までに5%、40年までに15%削減することで合意。30年までに全ての包装を再利用可能にする。
ファストフード店で提供される使い捨ての皿、コップ、箱のほか、食品店で提供される軽量バッグなどの使い捨てプラスチックは禁止する。
食品と接触する包装材に含まれる「永久化学物質」(有機フッ素化合物)の使用も禁止する。
再利用率の目標も設定、持ち帰り店の容器はワインとミルクを除き10%とする。運送用包装の空スペースは最大で50%までとする。
零細事業者には適用しない。
新法の成立には、欧州議会とEU加盟国政府の承認が必要となる。
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