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環境国際LNG業界団体、カーボンニュートラルの枠組み発表 顧客が排出するCO2も対象に
液化天然ガス(LNG)の国際業界団体、LNG輸入者国際グループ(GIIGNL)はLNGの二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロ(カーボンニュートラル)と見なすルールの確立に向けた枠組みを打ち出した。写真は英国のペンブルックシャーにあるLNG貯蔵施設。9月撮影(2021年 ロイター/Rebecca Naden)
液化天然ガス(LNG)の国際業界団体、LNG輸入者国際グループ(GIIGNL)は17日、LNGの二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロ(カーボンニュートラル)と見なすルールの確立に向けた枠組みを打ち出した。
クレジット購入などで自社の排出量を相殺できるカーボンオフセットの仕組み活用を最終手段にすることを目指す。環境保護団体は、カーボンオフセットの活用によって化石燃料の使用が長引くのではないかとみている。
GIIGNLが示した枠組みでは、第1段階として企業が自社の排出原単位を監視し、検証することを求めている。
自社のLNGをカーボンニュートラルと宣言するためには、透明性のある排出データを示し、自社事業での排出削減に最大限の努力をした上で、当該LNGのライフサイクルで出る残りの排出量についてオフセットを用いる必要がある。この排出量には、顧客がLNGを使用する際に出るCO2も含まれる。
GIIGNLの事務局長は、LNG企業が主に自社の事業で排出を削減するよう促すのが狙いだと述べた。
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