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クレームテスラ、中国の消費者に謝罪 モーターショー「ブース乗り込み抗議」受け
米電気自動車大手テスラは21日、テスラ車所有者からの苦情に適時適切に対応しなかったとして中国の消費者に謝罪し、中国でのサービス業務の見直しに着手すると発表した。写真は20日、上海で撮影(2021年 ロイター/Aly Song/File Photo)
米電気自動車(EV)大手テスラは21日、テスラ車所有者からの苦情に適時適切に対応しなかったとして中国の消費者に謝罪し、中国でのサービス業務の見直しに着手すると発表した。
今回の謝罪は19日に開幕した世界最大級の自動車展示会「上海国際モーターショー」での抗議に対応したもの。モーターショーでは「ブレーキが効かない」と書かれたTシャツを着た女性がブレーキの誤作動に対するテスラの対応に抗議するためにテスラのブースに乗り込み、その動画がソーシャルメディアを通じて拡散された。
テスラによると、この女性は今年初めに衝突事故を起こしたテスラ車の所有者で、テスラは事故の原因を「スピード違反」とし、女性と車両の返却について交渉していたが、第三者による検査を巡り交渉が止まっていたという。
抗議動画が拡散されたことを受け、中国の規制当局などからの圧力が高まり、テスラが謝罪を余儀なくされる形となった。
中国の市場規制当局は21日、テスラに対し、国内での品質確保を要請。中国国営通信社の新華社はテスラの謝罪について「誠意がない」と非難した。
テスラはコメントを控えたが、声明の中で、ブレーキ事故に関するデータを規制当局に提出するとした。
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