LINE公式アカウントが他のSNSよりビジネスに効果的な理由
■カードタイプメッセージで「反応率」アップ
カードタイプメッセージは、カードが横に連なる形になっており、最大で9枚まで連ねて配信することができる。画像+文章で構成されており、画像の部分のイメージ写真を載せ、あとは文章で説明する。
ここにどんな「企画」を落とし込むかが大切だと、堤氏は言う。
例えば、堤氏のマーケリンクでは、下記のようなカードタイプのメッセージを使い、お正月の時季に合わせて、「プレミアム福袋」の配信を行った。たった一度の配信で通常配信の10倍以上の売り上げがあったという。
■「売り込み配信」はすればするほど売れなくなる
とはいえ、やり過ぎは禁物だ。いつも商品やサービスの案内、つまり「売り込み配信」ばかり出していると、登録者から「不要だ」と判断されて、簡単にブロックされる可能性が高いと、堤氏は強調する。
そうならないためには、愛されるアカウントにして、登録者にファンになってもらうことが必要だ。「自分のキャラ出し」「企画」「圧倒的なギブの精神」が大切になる。
マーケリンクの配信では、代表である堤氏が積極的に登場。クリスマス時季には、「クリスマスだからこの商品を買ってね!」という配信ではなく、イラスト化した堤サンタがクリスマスの商品を説明する。それにより、見た人は親近感を持つようになるらしい。
さらにこの配信では「アンケートに答えてくれたらプレゼントをあげます!」という仕掛けをしていた。その結果、1510名に配信し、208名が配信をクリック、120名からアンケートの回答を得られたという。
本書にはさまざまなコミュニケーション術が紹介されており、一見、手が込んでいそうに見えるLINE公式アカウントが、実は短時間で簡単にできることに驚かされる。
これから事業を立ち上げる人、フリーランスになる人だけでなく、すでに仕事を始めている人でも、費用を抑えて宣伝・告知ができるSNS――特にLINE公式アカウントは、大きな効果を期待できそうだ。
『LINE公式アカウントの達人が教える 超簡単!SNS仕事術
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堤 建拓 著
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