雨水を安全な水に変え、コミュニティ経済も活性化 LEXUS DESIGN AWARD 2020グランプリ作品発表
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グランプリは持続可能なコミュニティデザイン
完成した作品は、例年なら4月にイタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク」で発表。そこでグランプリ審査会が行われるが、今回は新たな試みとして、入賞者のプレゼンテーションや質疑応答を含む審査会が8月にオンラインで実施された。
グランプリに選ばれたのは、5名のメンバーによるケニア・ナイロビのデザインチーム、BellTowerによる「Open Source Communities」。低コストかつ高品質なオープンソースを活用し、スマートホームをはじめとする持続可能なコミュニティデザインの提案によって、発展途上地域の生活水準を改善するプロジェクトである。
自国のケニアで課題になっている持続可能な水質源の確保に焦点を当て、オープンソースの活用によって貯水タンクを備えた建造物を設置。水質源不足がもたらす過酷な労働環境や、腸チフスやコレラといった感染症を引き起こす衛生問題などを解決する。
注目されたのは、貯めた雨水を99%安全な水へ変えるシステムだけでなく、安全な水を地域の人々に販売することでコミュニティの経済を活性化させるという点。そして、コストの問題も含めて実現・持続できる可能性があることが評価された。
レクサスはグランプリの発表と合わせて、今後のアワード受賞者に贈られる新しいトロフィーのデザインを公開した。デザインを担当したのは、初代LEXUS DESIGN AWARDの受賞者である吉本英樹で、現在彼はロンドンを拠点に数々のグローバル企業とコラボレートするなど、デザイナー兼エンジニアとして活躍している。
そして、来年に入賞者およびグランプリが選出される、「LEXUS DESIGN AWARD 2021」の応募受付が早くもスタート。"Design for a Better Tomorrow"をテーマとした革新的なアイデアの募集は日本時間10月12日午前6時59分まで受け付けている。
●LEXUS DESIGN AWARD 2021
https://lexus.jp/brand/lexus-design/design_award/