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資産運用

つみたてNISAを活用する30代、40代が増えている

2020年9月15日(火)12時00分
前山 裕亮(ニッセイ基礎研究所)

いずれにしても、つみたてNISAはこれから運用期間を十分にとることができる30代、40代といった資産形成層に広く活用されるようになりつつあるといる。2020年も既に上半期が終わり、金融市場は新型コロナウイルスの影響によってごたごたしているが、つみたてNISAなどによって長期の積立投資が資産形成層により一層、広がることを願っている。

まずは、2019年に買い付けが行われず未稼働であった80万口座の多くが2020年に活用されるようになる、もしくは既に上半期になっていることを期待したい。

なお、2020年3月末時点でつみたてNISAの口座数は220万口座と2019年末の189万口座から31万口座増えた。特に30代の口座数の増加が顕著であった。また、2020年1月から3月までのつみたてNISA口座からの買付額も757億円と、単純にこのままの勢いで買付が行われると2020年1年間の買付額が3,000億円を超えるだろう。口座の増加数、買付額ともに3月までは2019年を上回るペースになっているといえよう。

Nissei190903_Maeyama.jpg[執筆者]
前山 裕亮 (まえやま ゆうすけ)
ニッセイ基礎研究所
金融研究部 准主任研究員

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