持続可能な未来へ自動車EV化が進むなか、先駆者・日産はバッテリー・リサイクルで一歩先を行く
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浪江町にある企業として復興まちづくりを支える
フォーアールエナジーは、EVの普及によって低炭素社会を実現するというミッションを掲げる。そしてその活動は、さまざまな広がりを見せている。そのうちのひとつが地域貢献だ。
2018年3月、フォーアールエナジーの浪江事業所が竣工、この地で使用済みリチウムイオン電池の再生が行われることになった。2011年の東日本大震災で被害を受けた浪江町に震災後初の新規立地として事業所を開設した理由を、牧野氏は次のように述べる。
「まず第一に、2016年に浪江町が発表した復興まちづくり計画に共感したことがあります。町、県、国をあげての力強い支援があったことも大きな理由でした。さらに、日産のいわき工場に近い浪江町なら日産の物流ネットワークを有効に活用できます。現在は浪江町とともに、再生エネルギー推進計画に取り組んでいます」
浪江町の復興に貢献する象徴の一つとなるのが、町内の国道114号線に12基が設置された街灯「THE REBORN LIGHT」だ。この街灯は太陽光発電の電力をフォーアールエナジーが再生したリチウムイオン電池に蓄え、夜間に点灯する。
独立した電源で街灯を持つことは、エネルギーの地産地消を目指す浪江町の再生エネルギー推進計画に合致する。同時に、フォーアールエナジーの事業の有用性をアピールすることにもつながる。浪江町の人々の反応を、牧野氏はこう語った。
「事業所の近くで米作りをトライアルで再開する農家がありまして、お手伝いに行こうとしたらスーツ姿で来てくれとおっしゃるんですね。写真を撮って、こんなに夢のある企業が浪江町に来てくれたと元町民に発信したいと区長さんがおっしゃっていました。そうした町の復興にわれわれも参画しているという意識があります」
社会全体の二酸化炭素削減につながる取り組み
再生したリチウムイオン電池には、意外な用途も生まれた。大手コンビニエンスストアチェーンのセブン-イレブンから声がかかったのだ。現在、神奈川県内10店舗で再生エネルギーによる電力調達の実証実験が行われている。ここではフォーアールエナジーが再生したリチウムイオン電池を定置型の電池として店舗に配置、太陽光発電パネルで発電した電力を蓄える。
このようにいち早くEVを世に出し、電池の再生に取り組んだことは、社会全体の二酸化炭素の削減につながっている。牧野氏は、「EV開発も電池のリユースも、ともに大義があることですから、携わることができて嬉しく思っています」とうなずいた。そして最後に、「他社のリチウムイオン電池ももちろん受け入れたいと思います」と力強く語った。
改めて説明するまでもなく、自動車は移動の道具である。したがって本来なら「疲れず安全に目的地に到着出来ればよい」という役割を果たせば十分のはずだ。けれど不思議なことに「カッコ良い方がいい」し「運転するなら楽しい方がいい」になる。
クルマを買う時の基準ってなんだろう? 大きな判断材料になるのが排気量だと思う。例えば同じボディに1600ccエンジン搭載モデルと2000ccエンジン搭載モデルがあったとしよう。1600ccエンジンでも交通の流れに乗るのは十分な性能を持っているけれど、クルマ好きなら少し高くても2000ccを選ぶ。
なぜかといえば、楽しいからです。たまにしか買わないクルマなので、ワクワクしたいということなんだと思う。さて。電気自動車リーフの場合、40kWhのリチウムイオン電池を搭載する標準モデルでもパワフル。リーフのボディサイズだとガソリンエンジン車なら1600ccくらいのイメージか?
そのつもりでアクセル全開にすると、あまりのパワーにびっくり仰天することだろう。電気自動車、環境対応のためだと皆さん思っている。そして環境=ガマンしなくちゃならないと考えているようだ。だからリーフに乗ってアクセル全開すると速さに驚く。
私のお気に入りの『e+』は電池搭載量を増やし、モーターを150馬力から218馬力にパワーアップしたモデルです。ハンドル握って走り出すや「ひゃっほ~!」と言いたくなるくらい楽しい! ガソリン車は燃費追求のため、楽しさを追求しにくくなってきた。電気自動車なら自由。クルマ好きならぜひ1度ハンドルを握ってみて欲しいと思います。
取材・文=サトータケシ
写真=河内彩
○日産自動車株式会社
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