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日本経済訪日中国人が主要顧客のラオックス、新型ウイルス拡大で希望退職募集へ
ラオックスは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、希望退職者を募集すると発表した。写真は2017年2月、東京・銀座で撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)
ラオックスは14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、希望退職者を募集すると発表した。主要顧客である中国からの訪日旅行客の減少を受けた措置で、新たな事業体制構築に向けた組織・人員の見直しが不可欠と判断した。
具体的には販売専門職の正社員・契約社員などが対象で、140人程度を募る。退職日は3月31日で、規定の退職金のほかに特別退職金を加算するという。
業績見通しの算定困難に
ラオックスはインバウンド事業を主要事業としているほか、現地企業との合弁などを通じて中国での収益基盤の拡大を図っている。2020年12月期の業績見通しについては、新型ウイルスの影響でグループを取り巻く経営環境が急変しており、「現時点で合理的に見通しを算定することができない」として、売上高・利益とも未定としている。
(内田慎一)
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