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中国、トヨタに罰金13億7千万円 「レクサス」最低価格を設定し独禁法違反

2019年12月28日(土)09時33分

中国の国家市場監督管理総局は、トヨタ自動車の中国法人が独占禁止法に違反したとして、8760万元(1250万ドル)の罰金を科したと明らかにした。写真は東京で2010年6月撮影(2019年 ロイター/Yuriko Nakao)

中国の国家市場監督管理総局は27日、トヨタ自動車の中国法人が独占禁止法に違反したとして、8760万元(1250万ドル)の罰金を科したと明らかにした。

高級車ブランド「レクサス」の販売を巡って、トヨタが江蘇省で2015年から18年にかけて、最低価格を設定し、販売業者の価格決定権を奪ったほか、消費者の権利を損なったと認定した。

トヨタの広報担当者はロイターに対し、違反を認めるとともに当局の決定を尊重するとコメントした。

中国の国内自動車販売は全体的に落ち込んでいるが、レクサスの売れ行きは順調で、年初から11カ月の販売台数は前年比21%増の18万200台となっている。

中国当局は国内自動車販売について業界への規制を強化しており、今年6月には米フォード・モーターの中国合弁会社、長安フォードに対し独禁法違反で1億6280万元(2355万ドル)の罰金の支払いを命じている。

*写真を追加しました。

[北京 27日 ロイター]


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