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トランプ氏、DOGE節約資金から国民に20%還元を検討

2025年02月20日(木)10時23分

トランプ米大統領は19日、実業家イーロン・マスク氏が率いる政府効率化省(DOGE)の取り組みで特定された節約資金の20%を国民に還元することを検討していると述べ、Xに投稿された提案に同調した。写真は2月18日、フロリダ州パームビーチで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

Andrea Shalal Alexandra Ulmer

[19日 ロイター] - トランプ米大統領は19日、実業家イーロン・マスク氏が率いる政府効率化省(DOGE)の取り組みで特定された節約資金の20%を国民に還元することを検討していると述べ、Xに投稿された提案に同調した。

節約資金のうち、さらに20%を連邦政府の債務返済に充てることも検討していると明らかにした。

トランプ氏は、フロリダ州マイアミで開催されたサウジアラビア政府系ファンド主催の会議で、「DOGEによる節約資金の20%を国民に支給し、20%を債務返済に充てるという新たな構想が検討されている」と語った。

この提案は18日に実業家のジェームズ・フィッシュバック氏が「DOGE配当」としてXに投稿していた。

投稿に気づいたマスク氏は「大統領に確認する」と返信した。

フィッシュバック氏は、2026年7月に予定されるDOGEの稼働期間終了後に節約資金の20%を活用して全納税世帯に5000ドルの小切手を送ることを提案している。

この提案はDOGEが目標とする2兆ドルの節約額に基づいているが、マスク氏はこれまでに2兆ドルの削減目標は「最良の結果」だと述べている。

ロイター
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