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日韓関係韓国・康京和外相「ホワイト国から除外なら安全保障協力にも影響」
韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は、日本が安全保障上の輸出管理で優遇措置を取る「ホワイト国」から韓国を除外すれば、日本との安全保障協力を見直さざるを得ないと語った。写真は同外相。モスクワで6月撮影(2019年 ロイター/Maxim Shemetov)
韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は1日、日本が安全保障上の輸出管理で優遇措置を取る「ホワイト国」から韓国を除外すれば、日本との安全保障協力を見直さざるを得ないと述べ、除外手続きの中断を求めた。
日韓関係は日本政府による韓国向け半導体材料の輸出規制強化などを巡って悪化している。康外相は河野太郎外相と1日、バンコクで会談。しかし韓国外務省の高官は会談後、日本のスタンスに大きな変化はなかったとし、双方の溝は埋まらなかったことを明らかにした。
日本は韓国のホワイト国除外を2日にも閣議決定する見通し。
康氏は記者団に対し、除外手続きを中断するよう河野氏に要請したと説明。「日本は輸出規制の理由として安全保障問題を挙げた。もしあす閣議決定されれば、日本との安全保障協力の様々な枠組みを見直さざるを得ないと伝えた」とし、「話し合いを通じた問題解決の方法を模索するために時間が必要だということを明確にした」と述べた。
外務省の齊藤純副報道官は、ホワイト国除外について「状況を見守る必要がある」と強調。会談では河野氏が、いわゆる徴用工問題を巡る韓国最高裁の判決は国際法違反に当たるとして康氏に是正を求めたと明らかにした。その上で「日韓関係は緊張状態にあると認めざるを得ないが、双方がそうした緊張を管理しながら、相互的な方法による問題解決に向け最大限の努力を払うことが一層重要になる」とした。
*内容を追加しました。
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