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自動車ゴーン日産社長「ルノーとの合併は時期尚早」
当面は研究開発や生産などの分野ごとの機能統合を進めていくことを示す

12月15日、日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、横浜市内の本社でロイターなどと会見し、2016年の世界自動車市場は1─2%成長するとの見通しを示した。写真は都内で10月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)
日産自動車<7201.T>のカルロス・ゴーン社長は15日、ロイターなどとのインタビューで、日産と提携先の仏ルノーとの合併について「市場が望んでいることは知っている」と述べた上で、まだ合併への準備ができておらず、他にやるべきことはたくさんあるとして「今はまだその時期ではない」との見解を示した。
ゴーン社長は「2つの会社をまとめるのは簡単な決断だが、それを実行するのはまた別の話だ」と指摘。将来的に合併するような日が来る前に「両社の間でもっと(機能の)統合を進める必要がある」とし、研究開発や生産技術・物流、購買、人事などの分野ごとに行っている実質的な機能統合を来年も引き続き進めていく考えを示した。
また、ゴーン社長は現在、日産とルノー両方の最高経営責任者(CEO)を務めているが、後任には「1人が2社のトップを兼務するのは勧めない」とし、それぞれ別の人物がCEOに就いたほうが良いとの考えを示した。また、後任となる日産CEOは「日本人のほうが望ましい」との従来からの意向をあらためて示した。自身の任期については「両社の株主の信任を得られる限り続けたい」とした。
(田実直美 取材協力:白木真紀)
