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ソーシャル時代には「オンリーネス」を発揮せよ

2015年8月6日(木)19時00分
デービッド・ウッズ(Dialogue Review誌編集長) ※Dialogue Review Mar/May 2015より転載

「自分一人の中に考えをため込むことは、もう止めなくてはなりません」とマーチャントは強調する。「私たちは、情熱や信念が自分の中で熟成するのを待たずに、ただちに行動すべきです。誰でもリーダーになれます。リーダーは生まれながらにリーダーの資質をもっているのか、それとも後天的にリーダーシップを身につけるのかを検証したイリノイ大学の研究があります。それによると、リーダーの特性のうち先天的な要素は30%に過ぎず、残りの70%は人生経験によるものという結果が出ています」

「オンリーネス」を発揮することを躊躇すべきではない。さもなければ、これから起こるであろう変化に取り残されてしまう。「『オンリーネス』を否定する人は、却って孤立します。皮肉なことに、周りに合わせようと努力する人ほど、結局、周囲から浮いてしまうものです。オンリーネスの考え方のもと、勇気を出して、自分自身の足で立ち上がるべきです」

「オンリーネス」には重要な基本前提があるという。それは、「リストに含まれない」人々をグループから排除しないということだ。LGBT(性的少数者)、女性、有色人種などの差別を受けやすい人々は、しばしば社会の規範を押しつけられる。「オンリーネス」は、彼らを含むすべての人が、自身の"強み"をもとに活躍できるようにする。たとえば以前は、女性が職場で昇進するには、女性らしさを犠牲にしなければならなかった。だが今では「女性らしさ」の特性、たとえば共感力などが、メリットとして認められるようになってきている。


編集・企画:情報工場 © 情報工場

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※当記事は「Dialogue Review Mar/May 2015」からの転載記事です
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