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ネット「フェイスブックフォン」は買いか
噂の「フェイスブックフォン」の正体は、もっとFBを使わせるアプリ
ハマりそう? 「ホーム」をプリインストールしたHTC端末も登場 Robert Galbraith-Reuters
先週、噂の「フェイスブックフォン」がついにベールを脱いだ。といっても正確には「電話」ではなく「フェイスブックホーム」というアプリ。アンドロイド携帯の画面にフェイスブックのフィードやメッセージを表示し、フェイスブックを利用しやすくするのが狙いだ。アメリカでは4月12日から、グーグルのプレイストアで無料ダウンロードできる。
フェイスブックが開発したわけではないが「フェイスブックフォン」も用意されている。HTCやAT&Tと提携し、フェイスブックホームをあらかじめインストールしたスマートフォン「HTCファースト」で、同じく12日発売予定だ。
「フェイスブックフォン」を買う人がいるとしたら、考えられる動機は5つある。
■安いから HTCファーストは99ドルで買える(AT&Tとの2年契約が前提)。
■フェイスブックをチェックする手間が省けるから アメリカの消費者がスマホなどのモバイル機器を利用する時間のうち、平均18%がフェイスブックの利用に充てられている。フェイスブックホームの「カバーフィード」機能を使えば、電源を入れるとすぐにフェイスブックの内容がホーム画面として表示されるようになる。写真などが交互に表示され、フェイスブック上の最新情報が確認できる。
■チャットが楽しめるから 「チャットヘッド」機能を使えば、友達からのメールや投稿があると相手のプロフィール写真が表示される。フェイスブックのアプリとスマホのメールを行ったり来たりするより簡単で、見た目もいい。
■友達が好きでたまらないから 天気や株価やツイッターやグーグル検索やレストランのレビューサイトよりも、友達がいま何をしているかのほうが気になる──というのがフェイスブックホームの基本前提。ツイッターやグーグル検索などもできるが、ホーム画面はあくまでもフェイスブックだ。
■本当の意味のフェイスブックフォンじゃないから 何より安心なのは、携帯電話の製造や販売、さらにOSの設計はプロに任せていること。HTCファーストの場合はそれぞれHTC、AT&T、グーグルが担当している。
では逆に買わない理由は? もちろん、フェイスブックにハマっていないから、に尽きる。
© 2013, Slate