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メディアマードック帝国を揺るがす赤毛の女
盗聴事件で引責辞任したブルックス──マードックの「秘蔵っ子」である彼女はいかに一族に取り入り権力を手にしたのか
大切な人 マードックはブルックスに魅了されていた Eddie Keogh-Reuters
アメリカとイギリスのメディア界に君臨する「帝王」ルパート・マードックの秘蔵っ子が、ついに辞任に追い込まれ、逮捕された。一連の盗聴スキャンダルの舞台となったタブロイド紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの廃刊に続くダブルパンチで、老雄マードックも人生最大の危機を迎えたことになる。
マードック帝国のイギリスにおける事業会社ニューズ・インターナショナルのCEOレベッカ・ブルックスが辞任を発表したのは7月15日のこと。その数分後にはツイッター上に、解雇された元従業員のぼやきが載った。「俺たちの払った犠牲は、いったい何だったのかね」
現場に犠牲を強いたのは、もちろん秘蔵っ子のブルックスを守るためだった。しかし、その秘蔵っ子のクビまで差し出したとなると、この先は果たして誰のクビが飛ぶことになるのか。低俗メディアの熱狂的ファンならずとも、気になるところだ。...本文続く
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■揺らぐニッポン「原子力立国」の夢
■原子力村から今こそ脱却すべき
■原発なき世界の危険な未来図
■福島原発は廃炉にできない ほか
他にも
■盗聴 哀れな英国流「マスゴミ」文化
■欧州銀行のストレステストは大甘査定?
■前途多難でも明るい南スーダンの未来 ほか
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[2011年7月27日号掲載]