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ドローンの世紀
無差別攻撃から災害救助まで急速に進化する無人機は善か悪か
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ロボット兵士開発に国連が「待った」
無人攻撃機なんか目じゃない、殺人ロボットの脅威
「一線」はどこに 欧州5カ国のメーカーが開発中の無人戦闘攻撃機 Jason Reed-Reuters
国連の報告書が、人間による操作を必要としない「自律型ロボット兵士」の開発凍結を勧告した。報告書の執筆者は南アフリカのクリストフ・ヘインズ教授。
「致死能力を持つ自律型ロボット兵士の導入には、細心の注意が必要だ」と、報告書は指摘している。「もし使用されれば、人命の価値と保護、国際社会の安定と安全保障に重大な影響を与えかねない」
報告書は5月末にジュネーブで開かれる国連人権理事会に提出される予定だ。ロボットは民間人と戦闘員を区別できないと、ヘインズは指摘。既に攻撃用に使われている無人機についても、各国は必要性を証明する必要があると主張した。
一方、国際的な人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、「ロボット兵士」の全面禁止を訴えている。アメリカや中国、ロシアは軍事技術の改良を極限まで推し進め、完全自律型兵士を実現させつつあると、HRWは主張する。
「ロボット兵士は倫理・法律面で『一線を越える』兵器」だと、HRWのスティーブ・グースは言う。「社会一般の良識に反する存在として拒否すべきだ」
From GlobalPost.com特約
[2013年5月14日号掲載]