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ジョン・ヒューズ(アメリカ/映画監督、脚本家)
青春映画の傑作を次々と生み出し、多くの個性派スターも発掘した「目利き」監督
80年代に青春映画の傑作『ブレックファスト・クラブ』など8本を監督し、90年代には『ホーム・アローン』を脚本・製作したジョン・ヒューズが8月6日、ニューヨークで心臓発作のため死去した。59歳だった。
彼が手掛けた作品からは数多くのスターが巣立っている。代表的な10人を挙げてみよう。
ベン・スタイン 『フェリスはある朝突然に』で無愛想な教師を演じなかったら、今頃は高校で経済を教えていたかもしれない(俳優になる前は大学で教壇に立ったこともある)。後に映画やテレビで活躍し、目薬の広告にも起用された。
モリー・リングウォルド 『プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角』など3作品でヒロインを演じて、男の子の心を騒がせた。
マシュー・ブロデリック 今やすっかり中年男だが、前述の『フェリス』で主役を演じたときは初々しかった。彼が主要な映画賞にノミネートされたのは、この作品だけ。
ジェニファー・グレイ 『フェリス』でブロデリックの辛辣な姉を演じた(2人は一時期交際していた)。劇中では、同じく若手スターのチャーリー・シーンと濃厚なキスをする場面もある。
ジョン・キューザック ヒューズの監督デビュー作『すてきな片想い』に、おたくっぽいちょい役で出演。その後も一風変わったキャラクターを演じることが多い。
エミリオ・エステベス 『ブレックファスト』では「スポーツばか」の役を好演。だが実物のエステベスは才能豊かで、ロバート・F・ケネディの伝記映画『ボビー』では脚本・監督を務めた。
スティーブ・カレル 91年の『カーリー・スー』で映画デビューしたコメディー俳優。最近はゴールデングローブ賞とエミー賞に輝くテレビドラマ『オフィス』で主演している。
アンソニー・マイケル・ホール ヒューズ作品で大ブレイクしたが、以後はぱっとせず。しかし02年放映開始のドラマ『デッドゾーン』の主演で返り咲き、映画『ダークナイト』にも出演した。
ジョン・クライヤー 『プリティ』のヒロインに片思いする役で人気者になった。現在は人気ドラマ『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』で好演している。
マコーレー・カルキン 『ホーム・アローン』シリーズで大スターに。つい最近ではドラマ『キングス』に準レギュラーとして出演。