コラム

アメリカに移住しても日本に留学しても......中国人に共産党の恐怖からの自由はない

2024年10月01日(火)16時00分
ラージャオ(中国人風刺漫画家)/トウガラシ(コラムニスト)

ポイント

高氏兄弟
山東省生まれ。1990年代から共産主義の正統性に疑義を示す彫刻や絵画などアート作品を制作。2022年にアメリカに移住した。風刺画は09年作の『キリストの処刑』がモチーフ。

牛騰宇
ネット活動家集団「悪俗圏」に参加。習近平の身分証番号から住所や娘と親族の個人情報を割り出し、「面白半分」でネット公開した。刑務所内で暴行され精神に異常を来したとされる。


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プロフィール

風刺画で読み解く中国の現実

<辣椒(ラージャオ、王立銘)>
風刺マンガ家。1973年、下放政策で上海から新疆ウイグル自治区に送られた両親の下に生まれた。文革終了後に上海に戻り、進学してデザインを学ぶ。09年からネットで辛辣な風刺マンガを発表して大人気に。14年8月、妻とともに商用で日本を訪れていたところ共産党機関紙系メディアの批判が始まり、身の危険を感じて帰国を断念。以後、日本で事実上の亡命生活を送った。17年5月にアメリカに移住。

<トウガラシ>
作家·翻訳者·コラムニスト。ホテル管理、国際貿易の仕事を経てフリーランスへ。コラムを書きながら翻訳と著書も執筆中。

<このコラムの過去の記事一覧はこちら>

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