- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 大谷かジャッジか......MVP論争の裏事情
大谷かジャッジか......MVP論争の裏事情

特にピッチングでは今シーズンさらに進化した大谷翔平 Jayne Kamin-Oncea-USA TODAY Sports/REUTERS
<大谷の投打の成績は昨年同様に超一流だが、ジャッジの「本塁打61本」超えには特別な意味がある>
アメリカでは、メジャーリーグを構成するアメリカン・リーグ、ナショナル・リーグのMVP(最優秀選手)のタイトルは、大きな価値があります。1度でも獲得すれば、球界の頂点を極めたこととなり、野球の歴史に残る、つまり全ての野球ファンの記憶に残るからです。
ちなみに、二刀流(ツーウェイ)として唯一無二の存在である大谷翔平選手は昨年2021年のアメリカン・リーグのMVPに満票で選ばれました。成績は、先発投手として9勝2敗、防御率3.18、打者としては本塁打46本、打点100、つまり投打の両方で超一流の成績を残したことが評価されたのです。
その大谷選手の今年の成績は、現地9月5日終了の時点で、投手としては11勝8敗、防御率2.58、打者としては本塁打32本、打点85と前年度同様に投打ともに超一流の成績を維持しています。特にピッチングに関しては、安定度が大きく増しており、少ない球数で多くのイニングを抑えています。
その結果として、現時点では「規定投球回」と「規定打席」の双方に達しています。ですから、野球専門のTV局、MLBネットワークの放送で常に画面下に表示される個人成績では、「本塁打、打点、防御率、奪三振」の4部門で「ベスト5」に名前が表示されるという現象が起きています。前代未聞の事態です。シーズン通算でも双方を達成する可能性があり、だとすればこれは大変なことです。
ところが、今年のアメリカン・リーグには、強力なライバルが登場しています。ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手です。もちろん、二刀流ではありませんが、現時点では、本塁打54本、打点117と圧倒的な強打を見せつけています。そこで、アメリカのスポーツメディアでは、アメリカン・リーグのMVPは大谷か、ジャッジかという論争が日々ヒートアップしています。
投打共に驚異的な大谷の成績
まず、大谷選手については数字的には、全く文句のつけようがありません。現時点でも驚異的な数字だからです。仮に規定投球回と規定打席の双方を達成して、なおかつ勝ち星を2つ程度上乗せし、防御率を微増程度に抑え、ホームランを35〜38ぐらいに伸ばして打点を限りなく100に近づけたとしたら、それだけで超絶的な成績になります。ジャッジの存在がなければ、文句なしにMVPです。
一方で、ジャッジの場合は、現時点ではやや有利と言われていますが、極めて具体的な2つの目標が基準となる、そんな暗黙の合意ができつつあります。
1つは「本塁打61本」という数字です。これはアメリカン・リーグの年間本塁打記録として、ジャッジの大先輩であるヤンキースのロジャー・マリスが1961年に達成した記録です。この数字の意味は重く、仮に上回れば、MVPはほぼ当確になると言われています。
内紛続く米民主党、震源地はニューヨーク 2025.03.26
トランプが南米ギャング団幹部を国外追放、司法との対決に直面 2025.03.19
株価下落、政権幹部不和......いきなり吹き始めたトランプへの逆風 2025.03.12
施政方針演説で気を吐くトランプに、反転攻勢の契機がつかめない米民主党 2025.03.06
令和コメ騒動、日本の家庭で日本米が食べられなくなる? 2025.02.26
ニューヨーク市長をめぐる裏切りのドラマがリアルタイムで進行中 2025.02.19
トランプの政策に日本の現状を重ねて共感するのは、とんだお門違い 2025.02.12
-
「東京」外資系投資銀行のオフィス受付/未経験OK!想定年収322万円〜/土日祝休
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給23万円~30万円
- 正社員
-
「年350万〜476万」年休120日/土日祝休み/外資系金融企業の本社受付
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~34万円
- 正社員
-
外資企業の受付/英語活かせる・年休120日/六本木
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給28万6,000円~35万8,000円
- 正社員
-
外資系企業の総務アシスタント/未経験歓迎/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給20万円~23万5,000円
- 正社員