プレスリリース

世界初!仙台市天文台で視覚障がいの有無に関わらず楽しめる「耳で『感じる』宇宙のサウンドスケープ」を1月4日・5日上映

2024年12月27日(金)10時30分
カリフォルニア大学バークレー校生・卒業生により設立されたNPO団体CURASCOPIUM(代表理事:田中優作、理事:張原宏光)は、視覚情報に全く依存しない次世代型プラネタリウム「耳で『感じる』宇宙のサウンドスケープ」を2025年1月4日(土)と1月5日(日)に宮城県仙台市の仙台市天文台で上映します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/421874/LL_img_421874_1.jpg
ポスター画像

■イベント詳細
仙台市天文台Website(宇宙のサウンドスケープ)
https://www.sendai-astro.jp/event/2024/11/post-221.html

《申込方法》
下記の参加予約フォームにて事前にお申し込みください(当日参加も可能)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdxvj0B_VL8eH_tC8mzgUBjhv7XgqVFGsqQa-Et1kMA7w_PvQ/viewform

《CURASCOPIUM公式ホームページ》
https://curascopium.org/ja

《クラウドファンディングも実施!》
第2弾: https://camp-fire.jp/projects/805545/view (2025年1月4日まで実施)
第1弾: https://camp-fire.jp/projects/769414/view (2024年12月1日に終了)

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/421874/LL_img_421874_2.jpg
リハーサル風景

■「耳で『感じる』宇宙のサウンドスケープ」開催の背景
従来のプラネタリウムは、数多くの星や星座などを主に視覚情報によって伝え、宇宙の魅力と感動を味わうことが中心でした。しかし、それだと視覚障がいのある方とない方の間で受け取る情報量に大きな差が生まれ、晴眼者と同じような宇宙への感動を共有することができません。

そこで私たちは、まだ誰も実現したことのない形で、視覚障がい者と晴眼者が「同じように」宇宙を体験し、感動を共有できる場をつくりたいという想いから、本プラネタリウムの制作に取りかかりました。これまでにも「音」を用いたプラネタリウムは存在しますが、それらは主に実際の宇宙写真に写る無数の星をオルゴールのように順番に"音"へ変換し、宇宙の壮大さや神秘を表現しています。これは、真空である宇宙空間には本来音が存在しないためです。
今回私たちは、空に輝く星や星座などではなく、個々の天体で起きている物理現象そのものに焦点を当て、「もし宇宙に音があったら、こう聞こえるのではないか」を天文学者の協力のもと、科学的根拠に基づいて完全オリジナルで音源を制作し、次世代型プラネタリウムを完成させました。

この試みは世界初の挑戦であり、視覚障がいの有無にかかわらず、すべての方が同じ場所で、同じように、これまで体験したことのない新たな宇宙の素晴らしさと感動を共有できると考えています。


■「耳で『感じる』宇宙のサウンドスケープ」について
今回のプラネタリウムは、「音」を中心に宇宙を体験するという、これまでにない挑戦的な企画です。通常、宇宙空間は真空であるため音が存在しないとされていますが、私たちは科学的な根拠を踏まえつつも「正解は一つではない」という発想のもと、我々オリジナルの"音のする宇宙"を創り上げました。参加者の皆さまには、個々の天体で起こる物理現象に耳を傾けながら、自分なりのイメージを自由に膨らませていただきたいと考えています。

このように視覚情報を一切使わず、事前知識も必要ない設計にすることで、年齢や障がいの有無を問わず、より多くの方が同じ空間で、同じように宇宙を感じられるのが本プラネタリウムの大きな特徴です。特に視覚に障がいのある方にとっては、今までにない学習や体験の場となり、今後の視覚障がい者教育の発展にもつながる可能性を秘めています。一方で、晴眼者の方も「見えない」からこそ新鮮に感じる驚きや発見があるはずです。

さらに、プラネタリウム上映中に実際に宇宙へ持ち込まれる"本物の宇宙食"を提供いたします。市販の土産物として販売されているものではなく、宇宙飛行士のミッションで使用されるものです。これでより一層宇宙を感じられると考えています。

私たちは、こうした五感を超えた体験が、宇宙への興味や科学への探究心を刺激するきっかけになればと願っています。世界中の研究機関とのネットワークを築いているからこそ、このプラネタリウムで得た好奇心を、より深い学びや研究へとつなげるサポートも可能です。ぜひ幅広い層の皆さまに足を運んでいただき、新しい形の宇宙体験を通じて、「音のする宇宙」を自分自身の耳と心で感じ取っていただければ幸いです。


■CURASCOPIUMのメンバー・関係者まとめ

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/421874/LL_img_421874_5.png
左:代表理事 田中優作 / 右:理事・プロジェクトリーダー 張原宏光

《代表理事:田中優作》
2024年にカリフォルニア大学バークレー(UCバークレー)校卒業 [天体物理学・障害学]
2022年8月に視覚障害者教育活動を開始
2023年9月UCバークレー在学中にNPO団体CURASCOPIUMを設立

《理事:張原宏光(プラネタリウムのプロジェクトリーダー)》
2022年にUCバークレー校卒業 [生化学・データサイエンス]
ハーバード医大発ベンチャー(10ヶ月)、マサチューセッツ工科大学(1年)と東京大学医科学研究所(半年)で研究員
現在はケンブリッジ大学大学院に飛び級博士課程 [幹細胞生命科学]

《その他のメンバー》
南アフリカ天文台研究者、Yale医学大学生、UCLA卒業生、慶應義塾大学大学院生、東京大学大学院卒業生、UTサンアントニオ大学院生、UC San Diego大学生など

《協力者》
落合陽一(筑波大学准教授 公式アドバイザー)
嶺重慎(京都大学名誉教授)
村山斉(UCバークレー教授)
藤田智弘(お茶の水女子大学講師)
上坂浩光(映画監督)
小松英一郎(マックス・プランク天体物理学研究所所長)
クリストファー・エゲット(ニューキャッスル大学 教授)
ハッブル宇宙望遠鏡のエンジニアの方々(宇宙望遠鏡科学研究所)

《その他の応援者》
野村泰紀(UCバークレー教授)
『宇宙兄弟』編集チーム一同
鳴沢真也(兵庫県立大学 天文学者)
高橋真理子(一般社団法人 星つむぎの村 共同代表)
MORIKO JAPAN(白杖ダンサー)
など

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/421874/LL_img_421874_6.jpg
団体集合写真

■開催概要
イベント名: 耳で「感じる」宇宙のサウンドスケープ
開催日時 : 1. 1月4日(土) 13:15~13:50
2. 1月5日(日) 17:15~17:50
3. 1月5日(日) 18:15~18:50
(各回とも、開場は開始15分前となります)
会場 : 仙台市天文台 (〒989-3123 仙台市青葉区錦ケ丘9丁目29-32)
アクセス : 視覚障がいをお持ちの方はJR仙山線 愛子駅と会場間の送迎有り
(事前登録フォームにて要申請)
参加費 : 大人510円(税込)、高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方無料
参加条件 : 年齢問わず、宇宙に興味のある方
定員 : 300名
主催 : NPO団体CURASCOPIUM
公式サイト: https://www.sendai-astro.jp/event/2024/11/post-221.html

《申込方法》
事前申し込み(当日参加も可能)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdxvj0B_VL8eH_tC8mzgUBjhv7XgqVFGsqQa-Et1kMA7w_PvQ/viewform


■会社概要
商号 : NPO団体CURASCOPIUM (法人申請済み)
代表者 : 代表理事 田中優作 / 理事 張原宏光
設立 : 2022年8月
事業内容: 視覚障がい者に宇宙の素晴らしさを伝え感動を共有する
資本金 : 160万円(クラウドファンディング)
URL : https://curascopium.org/ja


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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