<水産加工場で働きながら30年も夫の帰りを待つ登美子と、2年前にふらっと出て行った夫を待つ奈美。同じ島に暮らす2人の選んだ別々の道> 人生に
<現在と過去、子供と大人、出産と死、ギャグとホラー。あらゆる対位が弁証法的に物語を紡ぐ> 子供の頃、夏の夜のテレビは心霊や超常現象を扱う特番
<在日コリアン2世の高校生が主人公の青春映画。登場人物は漫画チックなほどに暴力的。でも真の悪人や差別者は1人もいない。何が人をあり得ないほど
<二転三転するアイロニーは新藤兼人の脚本と監督・鈴木清順の美学の衝突か> 大学の映研で8ミリ映画を撮っていた頃、観ておいたほうがいい映画の筆
<文化大革命から逃れるために恋人と海を泳いで渡ってきた老人、天安門事件で権力と闘いながら香港へ逃げてきた男、政治運動から経済にシフトを移して
<誰にも予想できない行為に及んだお兼、彼女を捕らえて集団リンチする村人たち、取りつかれたように鐘を鳴らし続ける清作──映画のテーマを一言にす
<韓国ではなく北朝鮮を選んだ両親、「帰国」した兄たち、父と母の半生に批判的になる自分──ヤン ヨンヒの『スープとイデオロギー』は極めて内省的
<民族は同じ。言語も宗教も同じ。なのに差別は続いている──海外の学者やジャーナリストは、日本の部落差別についてどうしても分からないと首をかし
<歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた教科書出版社の元編集者や保守派に支持される教科書の執筆者へのインタビュー、加害の歴史を教える教師や
<決して大きな話ではない。それでも目を離せないのは、俳優たちの演技がリアルすぎるから。演劇出身の監督・加藤拓也は現場でどう演出したのか。どん
同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか
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