コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

中世の歴史が物語る中国の先行き

<中世までの中国は西欧をしのぐ経済発展を遂げていたが、そこから産業革命が生まれることはなかった> 中国がどこまで伸びるか、それは今後の世界の

2023.04.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

「リーマン2.0」で米ドル覇権は終わるのか?

<アメリカの経済力がドルの担保となる「米国本位制」はまだまだ終わらない> 世界に金融恐慌の影が忍び寄っている。恐慌(英語でパニック)は経済よ

2023.04.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

中国とロシアの「権威主義同盟」は世界を変えるのか

<過去400年ロシア優位で推移してきた両国関係は、いま中国優位へと変貌しつつある> 中国は3月5日からの全国人民代表大会で政府の新陣営を確定

2023.03.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

「祖国防衛」へと大義がすり替えられたロシアのウクライナ戦争

<特別軍事作戦はNATOから祖国を守る戦いに変質し、戦争でロシアは「次なる世界」から落伍する寸前に> ロシアが1年前、緒戦でつまずいた時、専

2023.02.22
外交官の万華鏡 河東哲夫

少子化はこの世の終わりなのか?

<人口が少なくても高い生活水準を維持している例はいくつもある> 岸田文雄首相が少子化対策に力こぶを見せている。地域エコノミストの藻谷浩介氏が

2023.02.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

日独の悲哀「敗戦国はつらいよ」

<日本もドイツも戦後長らく、戦勝国からの多大な圧力にさらされてきた> ドイツは1月25日、その工業力の華、「レオパルト2」戦車をウクライナに

2023.02.11
外交官の万華鏡 河東哲夫

「専制国家・中国」にトリセツあり

<相手の行動原理が分かれば、権威主義との付き合い方もわかる> 本当に中国人は分からない──とわれわれは思う。「中国のコロナはゼロに抑える。い

2023.01.25
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本がいま必要な政官界の「大掃除」とは?

<日本経済の稼ぐ力はそれ程、問題ではなく、改革が必要なのは政官界だ> 今年の予想を書こうと思い、100年前にあったことを調べた。すると、ドイ

2023.01.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

エルドアンはユーラシアに蘇る現代のスルタンか

<落ち目のロシアを尻目に、かつてのオスマン帝国の栄光を取り戻すかのように中東、コーカサス、中央アジアでトルコが存在感を高める> 遮るもののな

2022.12.23
外交官の万華鏡 河東哲夫

ロシアの傭兵団を率いるプリゴジンは哀しい道化師

<どういうコネでかプーチンの目に留まりワーグナー・グループを立ち上げたが、いずれは排除される可能性もある脇役でしかない> ウクライナ戦争が泥

2022.12.22
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2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

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