- HOME
- コラム
- 人生相談からアメリカが見える
- 「よかれと思って忠告したのに」進路でもめた息子との…
「よかれと思って忠告したのに」進路でもめた息子とのわだかまりが消えない
A:率直に言って、何を謝罪すべきかをあなたが理解しているのか疑わしいと感じます。息子さんは10年たってもまだ傷つき、怒りを抱いているようです。関係を修復したいなら、息子さんがどのような感情を、なぜ抱いているのかを理解しなくてはなりません。私なりに推測すれば、息子さんの怒りの理由は、あなたたちが成功とカネを同一視したことにあるのでしょう。
息子さんは立派で有意義な仕事に就いていて、その仕事を愛しています。固い絆で結ばれたパートナーもいるようです。衣食住が満たされていて、自分が生きたい人生を送るために「十分な収入」を得ているとのことです。息子さんは、それ以外何も必要としていません。足りないものがあるとすれば、両親が自分の生き方を承認し、それを心から誇りに思ってくれること、そして間違いを認めてくれることです。その点を理解した上で息子さんに謝罪するようにしてください。
©2021 The Slate Group
<本誌2021年10月5日号掲載>

アマゾンに飛びます
2025年4月8日号(4月1日発売)は「引きこもるアメリカ」特集。トランプ外交で見捨てられた欧州。プーチンの全面攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
許せますか? 夫のイヤホン育児...「極端かもしれませんが、離婚も考えています」 2024.08.20
大親友の「ソシオパス男」をかばう私の彼氏...「おとぎ話は今や悪夢です」 2024.07.12
「私、息子を許せません」...16歳の息子が「父親」になると知った母の怒り 2024.06.07
「神経質すぎる」って? 手を洗わない夫の料理でお腹を壊す女性の悩み 2024.05.24
「推し活」中に出会った詐欺師に恋...70代叔母の目を覚ましたい女性の訴え 2024.05.23