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ひどい目に遭わされた義母を20歳の息子が持ち上げる「本性を伝えるのはダメ?」
PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTOS BY GETTY IMAGES PLUS
<5年前に亡くなった義母を聖女のように崇める息子。夫婦関係をピリピリさせ、結婚生活をぶち壊した張本人なのだといつか彼に伝えたいのですが──。小説家ルマーン・アラムの現実的アドバイスは?>
Q:夫の母親は5年前に亡くなりました。義母は言葉巧みに他人を操るような人だったのに、夫はひたすら尊敬していました。2人は共依存の関係で、夫は母親からひどい仕打ちを受けても当然と考えていました。私は義母から猛烈に嫉妬され、結婚してしばらくは不快な言葉を投げ掛けられたものです。義母のせいで夫婦関係はいつもピリピリ。彼女は私たちの結婚生活をぶち壊しました。
でも、義母と現在20歳になる私の息子との関係はとても良好でした。息子は私に腹を立てると、義母のことを素晴らしい人だと言い、私の実の両親をけなすこともありました。息子が義母を聖女のように持ち上げるのには心が傷つきます。夫が生きている間は義母についてあれこれ言う気はありません。大げんかになるのは分かりきっているからです。しかし息子にはいつの日か、私はあなたのおばあさんからひどい目に遭わされたと伝えたいのです。私は間違っているでしょうか?