ロシアと北朝鮮、自動車橋の建設開始 関係強化

4月30日、ロシアと北朝鮮は、両国を結ぶ自動車橋の建設を開始した。 写真は、ロシアのミシュスチン首相。同日、モスクワで代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 30日 ロイター] - ロシアと北朝鮮は30日、両国を結ぶ自動車橋の建設を開始した。豆満江に橋を架ける。戦略的パートナシップの強化に向けた取り組みの一環。ロシアのミシュスチン首相が明らかにした。
1959年に開通した両国を結ぶ鉄道橋「友情橋」の近くに建設する。全長850メートルで、ロシアの高速道路に接続する予定。
長年にわたって議論されていたが、プーチン大統領が昨年、訪朝した際に建設で合意した。ロシア紙コメルサントによると、2026年夏に完成予定。
タス通信によると、ミシュスチン首相は、自動車橋の建設について「友好的な善隣関係を強化し、地域間の協力を拡大するというわれわれ共通の願いを象徴している」と表明。
「起業家は輸送量を大幅に増やし、輸送コストを削減できる。信頼できる安定した形で様々な製品を供給する体制が整い、貿易と経済協力の拡大に貢献する」と述べた。
韓国の国会議員は30日、国家情報院(国情院)から得た情報として、ウクライナとの戦闘のためにロシアに派遣された北朝鮮の兵士1万5000人のうち、およそ600人が死亡したと述べた。