ニュース速報
ワールド

ウクライナ首都などにロシアの無人機、中部で少女死亡

2025年04月29日(火)17時35分

ロシアは29日未明、ウクライナ各地をドローン(無人機)で攻撃し、中部で12歳の少女が死亡したほか、首都キーウ(キエフ)で3人が負傷した。キーウで29日撮影(2025年 ロイター/Gleb Garanich)

[キーウ 29日 ロイター] - ロシアは29日未明、ウクライナ各地をドローン(無人機)で攻撃し、中部で12歳の少女が死亡したほか、首都キーウ(キエフ)で3人が負傷した。

ウクライナ当局によると、中部ドニエプロペトロフスク州でドローンが集合住宅を直撃した。がれきから少女が救出されたが、病院へ搬送中に死亡した。州知事は、6歳の少女と大人2人が負傷したと明らかにした。

同州の別の場所で47歳の女性が負傷した。

ウクライナ空軍は、ロシアのドローン100機が飛来し、37機を撃墜したと発表した。

軍当局者によると、キーウでは、現地時間午前1時(日本時間29日午前7時)前に防空システムが作動。ロイターの記者は市内で一連の爆発音を聞いた。

キーウのクリチコ市長はメッセージアプリのテレグラムへの投稿で、破壊されたドローンの残骸が市内北東部のレクリエーション施設で火災を発生し、救急サービスが出動したと述べた。

その後、軍当局は3人が手当てを求めていると投稿した。

ロシア軍は先週、キーウをミサイルとドローンで攻撃し、少なくとも12人が死亡、90人が負傷した。首都への攻撃としては今年最大規模だった。

*写真を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米財務長官、中国で1000万人雇用喪失を警告 米回

ビジネス

米3月モノの貿易赤字、9.6%増の1620億ドル=

ビジネス

ユーロ圏銀行融資、3月も伸び加速 米関税措置前で利

ビジネス

中国がグローバルサウスで主導的役割、新開発銀と協力
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    【クイズ】米俳優が激白した、バットマンを演じる上…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 7
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 8
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中