中国金消費、第1四半期は前年比5.96%減 価格高で宝飾品需要低迷

4月28日、中国黄金協会は、第1・四半期の国内金消費が290.492トンで、前年比5.96%減少したと発表した。上海の宝石店で2023年撮影(2025年 ロイター/Nicoco Chan)
[上海 28日 ロイター] - 中国黄金協会は28日、第1・四半期の国内金消費が290.492トンで、前年比5.96%減少したと発表した。金価格の高騰が引き続き金宝飾品の需要を抑制した。
地政学的な不確実性と不安定な経済を背景に安全資産への投資が拡大、金の装飾品や宝飾品といったこれまでの製品需要が、投資手段としての金の延べ棒や金貨に取って代わられた。
第1・四半期の金宝飾品消費量は前年比26.85%減の134.531トンとなった一方、金の延べ棒と金貨の消費量は29.81%増の138.018トンとなった。
第1・四半期の国内金生産は前年比1.49%増の87.243トン。輸入材料による生産53.587トンを含む総生産量は140.830トンで、前年比1.18%増加した。