トランプ氏、イスラエルのイラン攻撃計画支持せず 交渉優先=米紙

4月16日、米ニューヨーク・タイムズは、トランプ米大統領はイラン核問題を巡り、同国の核施設を攻撃するイスラエルの計画を阻止し、イランとの交渉を優先させたと報じた。1月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ米大統領はイラン核問題を巡り、同国の核施設を攻撃するイスラエルの計画を阻止し、イランとの交渉を優先させたと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が政権当局者らの話として16日に報じた。
同紙によると、イスラエルはイランの核兵器開発能力を1年以上遅らせる目的で5月に核施設を攻撃する計画を立てていた。
計画ではイランの報復からイスラエルを守るためだけでなく、攻撃の成功を確実にするためにも米国の支援が必要だった。
トランプ氏は数カ月にわたる内部での議論を経て、軍事行動を支持するのではなく、イランとの交渉を目指す決断を下したという。
米国とイランは12日、オマーンでイランの核開発プログラムに関する協議を行った。両国は「前向き」かつ「建設的」な内容だったと評価。2回目の協議は19日に予定されている。