豪政府がインドネシアに照会、「ロシアが軍用機駐留要請」報道で

オーストラリアのアルバニージー首相は、ロシアがインドネシア・パプア州への軍用機駐留を要請したとする軍事専門誌「ジェーンズ」の報道について、インドネシア政府に問い合わせていることを明らかにした。AAP提供(2025年 ロイター)
[シドニー/ジャカルタ 15日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は、ロシアがインドネシア・パプア州への軍用機駐留を要請したとする軍事専門誌「ジェーンズ」の報道について、インドネシア政府に問い合わせていることを明らかにした。
記者団に「われわれは言うまでもなくロシアの影響力をこの地域で目にしたくはない」と語った。
同誌によると、インドネシア政府は最東端のパプア州にある施設にロシア航空宇宙軍(VKS)の航空機を駐留させたいとする要請をロシア政府から受けた。
同州はオーストラリアの都市ダーウィンから北に約1200キロに位置。ダーウィンには米海兵隊のローテーション部隊が1年のうち6カ月間駐留しており、豪空軍基地は来訪する米爆撃機を受け入れるために改修されている。
インドネシア国防省からは今のところコメントを得られていない。
地元テレビの報道によると、インドネシアを訪れているロシアのマントゥロフ副首相は15日、インドネシアのプラボウォ大統領と大統領官邸で会談した。