米副大統領、対英通商合意「可能性十分」 ゼレンスキー氏批判も

4月15日、バンス米副大統領(写真)は同日報じられたメディア「UnHerd」とのインタビューで、トランプ大統領が英国と英王室を愛しているため、米英両国が通商に関して双方の最善の利益となる合意を結ぶ可能性は十分にあると語った。ワシントンで3月撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)
[ロンドン 15日 ロイター] - バンス米副大統領は15日に報じられたメディア「UnHerd」とのインタビューで、トランプ大統領が英国と英王室を愛しているため、米英両国が通商に関して双方の最善の利益となる合意を結ぶ可能性は十分にあると語った。
両国の当局者は数週間前から協議を続けており、当初はAI(人工知能)やハイテク分野での協力強化に重点を置いていたが、食品などにも拡大する可能性がある。
バンス氏はUnHerdに対し、米政権はスターマー英政権と懸命に取り組んでいると説明。「(両国は)とても重要な関係だ。そして彼(トランプ氏)はビジネスマンであり、(英国で)多くの重要なビジネス関係を持っている」と述べた。
また、欧州全体として安全保障関連支出を増やすことを望むという姿勢を繰り返したほか、ウクライナのゼレンスキー大統領を再び批判した。
バンス氏は、同氏がロシアのウクライナ侵攻を正当化しているとするゼレンスキー氏の最近のコメントについて、自身は侵攻以来ロシアを非難する一方で、解決策を見いだすためにロシアとウクライナ双方の戦略的目的を理解しようとしてきたと説明。そうしたコメントは「間違いなく生産的ではない」と述べた。