台湾は米との通商交渉の第1陣、十分準備へ=頼総統

4月11日、台湾の頼清徳総統(写真)は米国と通商交渉を行う貿易パートナーの第1陣に台湾が含まれるとし、協議に備える方針を表明した。写真は昨年10月、金門島で撮影(2025年 ロイター/Annabelle Chih)
[台北 11日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は11日、米国と通商交渉を行う貿易パートナーの第1陣に台湾が含まれるとし、協議に備える方針を表明した。
頼氏は台湾中部の都市、台中でビジネスリーダーに対し、「われわれは交渉の第1陣に含まれている。政府は十分な準備を整える」と語った。具体的な時期には言及しなかった。
「この機会を利用することで、台湾の長年にわたる米国との経済・貿易協力強化の願いが叶えられる」と述べた。
米国通商代表部(USTR)はコメント要請に応じていない。
トランプ米大統領は9日、貿易相手国に対する相互関税について、国・地域ごとに設定した上乗せ部分を90日間停止すると発表した。
アジア諸国は米国との交渉を開始したり、交渉の準備を進めたりしていることを明らかにしている。
頼氏は6日、米国との協議で関税を互いに撤廃することを提案するほか、台湾企業が米国への投資を増やすと表明した。