イラン最高指導者、トランプ氏の攻撃警告に反発 「強烈な報復」示唆

3月31日、 イランの核問題を巡り、トランプ米大統領が合意できなければ攻撃する可能性を示唆したことについて、イランの最高指導者ハメネイ師(写真)は、実行すれば米が大打撃を受けることになると述べた。テヘランで同日撮影。提供写真(2025年 ロイター/Office of the Iranian Supreme Leader/WANA)
[ドバイ 31日 ロイター] - イランの核問題を巡り、トランプ米大統領が合意できなければ攻撃する可能性を示唆したことについて、イランの最高指導者ハメネイ師は31日、実行すれば米が大打撃を受けることになると述べた。
トランプ氏はイランに新たな核合意を迫っているが、イラン側は最大限の圧力と軍事的脅威にさらされている間は米国と直接交渉しない姿勢を示している。
ハメネイ師は「米国とイスラエルの敵意は常にあった。彼らはわれわれを攻撃すると脅しているが、それは起こりそうにないと考えている。しかし、もし彼らが悪事を働けば、必ず強烈な報復攻撃を受ける」と述べた。
「もしかつてあったように、彼らがイラン国内の騒乱を画策しているのなら、イラン国民が対処するだろう」とした。