ウクライナ東部ハリコフにロシア無人機攻撃、2人死亡=当局者

3月29日の夜、ウクライナの当局者によると、同国第2の都市ハリコフでロシアのドローン(無人機)による攻撃があり、2人が死亡、35人が負傷した。写真は、無人機による空爆現場。同日、ウクライナのハリコフで撮影(2025年 ロイター/Sofiia Gatilova)
Vitalii Hnidyi
[ハリコフ(ウクライナ) 30日 ロイター] - ウクライナ当局者によると、同国第2の都市ハリコフで29日夜にロシアのドローン(無人機)による攻撃があり、2人が死亡、35人が負傷した。
ハリコフ市のテレホフ市長はこの攻撃で子ども5人が負傷したと述べた。
軍病院のほか、数十棟の住宅や戦争難民の寮も被害を受けた。
ウクライナ空軍は30日、ロシア軍が夜間にドローン111機と弾道ミサイル1発を発射し、ハリコフ、スムイ、オデーサ(オデッサ)、ドネツクの各地域に被害をもたらしたと発表した。防空部隊がドローン65機を撃墜し、さらに35機を妨害したという。
ロシア国防省は、軍用飛行場や弾薬庫を含むウクライナの140地区を攻撃したと発表した。病院については言及しなかった。
双方はここ数日、米国が仲介した部分的な停戦に違反していると互いに非難している。
ウクライナのゼレンスキー大統領は30日の声明で、ロシアによる連日の攻撃に受け、米国など同盟国からの対応に期待すると表明。ロシアが過去1週間で1000機以上のドローンを発射したと述べた。