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米連邦航空局、今年管制官2000人採用へ ボーイング監視継続

2025年03月27日(木)14時01分

 米連邦航空局(FAA)は今年、管制官研修生2000人を採用するとともに、航空機大手ボーイングに対する厳しい監視を継続する計画だ。写真はトランプ大統領の記者会見に耳を傾けるクリス・ロシュローFAA長官代行。ホワイトハウスで1月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

David Shepardson

[ワシントン 26日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は今年、管制官研修生2000人を採用するとともに、航空機大手ボーイングに対する厳しい監視を継続する計画だ。FAA長官代行のクリス・ロシュロー氏が27日の米上院委員会で行う書面による証言の内容をロイターが確認した。

ロシュロー氏はヘリコプターと固定翼機の干渉に関わる危険領域の特定を進めるために安全リスク管理委員会を設置する方針も示した。これは1月29日にレーガン・ワシントン・ナショナル空港で陸軍ヘリコプターとアメリカン航空の小型旅客機が衝突し、67人が死亡した事故を受けた措置。

FAAは航空管制官の数が目標とする水準に対して約3500人不足し、2012年比で10%程度減少している。

ロシュロー氏はまた、FAAは引き続きボーイングを厳しく監督しており、その範囲は製造基準、保守手順やソフトウエア更新の継続的な監視に及んでいると説明した。

ショーン・ダフィー運輸長官は、老朽化したFAAの技術と施設を強化し、航空管制官の採用を増やすために議会に数十億ドル規模の資金を要求する予定だ。

ロイター
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