米ロ、サウジ会合の結果を分析中 「協議内容公表せず」とロ報道官

　ロシア大統領府のペスコフ報道官は、米国とロシアの代表団が２４日にサウジアラビアの首都リヤドで開催したウクライナ情勢に関する会合について、両国が現在、会合の結果を分析していると述べた。モスクワの米大使館で１８日撮影（２０２５年　ロイター／Yulia Morozova）

[モスクワ ２５日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は２５日、米国とロシアの代表団が２４日にサウジアラビアの首都リヤドで開催したウクライナ情勢に関する会合について、両国が現在、会合の結果を分析していると述べた。協議内容は公表しないと述べた。

両国は、会合でロシアとウクライナが黒海で戦闘を停止する案について協議したとしている。

ペスコフ報道官は「交渉の内容は公表しない。それを期待すべきでない」と述べた。双方が協議内容を本国に報告したとし、「現在、両国でそれを分析している。分析によって何らかの合意について話し合うことが可能になる」と述べた。米国、ロシア、ウクライナ３カ国協議の話はないとした。また現時点でロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領の会談は予定されていないが、必要であれば速やかに会談を調整する可能性があると述べた。

両首脳は先週の電話会談で、ウクライナのエネルギー施設やインフラに対する攻撃を３０日間停止することで合意したが、プーチン氏は米国が提示する広範な停戦案は受け入れなかった。