スリランカＣＰＩ、2月は前年比－3.9％ 非食品の下落加速

　３月２１日、スリランカ国勢調査統計庁がに発表した２月の全国消費者物価指数（ＮＣＰＩ）は前年比３．９％下落した。写真はスリランカのコロンボにある市場で２０２２年７月撮影（２０２５　ロイター／Kim Kyung-Hoon）

[２１日 ロイター] - スリランカ国勢調査統計庁が２１日に発表した２月の全国消費者物価指数（ＮＣＰＩ）は前年比３．９％下落した。１月は４％下落だった。同国は数十年で最悪の金融危機から回復しつつある。

ＮＣＰＩは幅広い小売価格のインフレをとらえており、毎月２１日遅れで発表される。

食品部門が１．１％下落し、１月の２．５％から下落ペースが鈍化した。一方、非食品部門は６％下落し、前月の５．２％下落からさらに落ち込んだ。

統計庁が１８日に発表した昨年通年の経済成長率は５％で予想を上回り、力強い回復が見られた。

ファーストキャピタルの調査責任者、ディマンサ・マシュー氏は「インフレは６─７月までマイナスにとどまり、その後プラスとなるとみている。１２月に向けては５％以上に達する可能性がある」と述べた。