アップル、今年の世界開発者会議は6月9―13日に開催

米アップルは3月25日、年次イベントの世界開発者会議(WWDC)を6月9―13日に開催すると発表した。1月13日、英ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Isabel Infantes)
[25日 ロイター] - 米アップルは25日、年次イベントの世界開発者会議(WWDC)を6月9―13日に開催すると発表した。オンラインで参加することができ、iPhoneやiPadなどの端末向けソフトウエアのアップデートに焦点を当てるとしている。
WWDCで発表する製品の強化策は新規顧客獲得に役立つ可能性があるため、投資家らは発表内容を注視している。
スマートフォン市場でアップルと競っている韓国のサムスン電子、中国の小米科技(シャオミ)などは端末に人工知能(AI)機能を追加したり、低価格帯端末に投資したりすることで、市場シェアを拡大しようとしのぎを削っている。
アップルは昨年のWWDCで電子メールの書き換えや、乱雑になっている受信トレイの要約といった新機能を含めてさまざまなAI対応機能を発表した。
アップルは、開発者や学生を米西部カリフォルニア州のシリコンバレーにある本社「アップルパーク」で開催するイベントに招待すると説明。また、アプリ「アップルデベロッパー」とウェブサイト「WWDC25」を通じて追加情報を共有するとしている。
同社は最近、音声アシスタント「Siri(シリ)」のAI機能の一部改良が2026年に延期されると発表した。以前は25年に実用化すると表明していた。