ポーランド大統領、核兵器の同国内配備を米に要請=FT

ポーランドのドゥダ大統領は、米国に対し、ロシアに対する抑止力として核兵器をポーランド領土に移送するよう求めた。写真は6日、ベルギー・ブリュッセルのNATO本部で撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
[ワルシャワ 13日 ロイター] - ポーランドのドゥダ大統領は、米国に対し、ロシアに対する抑止力として核兵器をポーランド領土に移送するよう求めた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が13日報じた。
ドゥダ大統領はFT紙とのインタビューで、トランプ米政権のウクライナ・ロシア担当特使ケロッグ氏とこの提案について話し合ったと語った。
ポーランドは以前から、核兵器共有プログラムの下で米国の兵器を受け入れる用意があると述べているほか、フランスのマクロン大統領が提案した、核の傘を欧州の同盟国に拡大するという構想にも関心を示している。
ドゥダ大統領は「NATO(北大西洋条約機構)の国境は1999年に東に移動した。それから26年が経過し、NATOのインフラも東に移転してもいいはずだ」とし、もしそうした兵器がすでにポーランド国内にあればより安全だとした。