米、12日にロシアと接触へ ウクライナ停戦案巡り=国務長官

ルビオ米国務長官は、米国が提示しウクライナが受け入れた30日間の停戦案と同国での戦争終結に向けた措置を巡り、米国は12日にロシアと接触する予定だと明らかにした。写真はアイルランドの空港で記者団に応じるルビオ氏(2025年 ロイター/SAUL LOEB/Pool via REUTERS)
Daphne Psaledakis
[シャノン(アイルランド) 12日 ロイター] - ルビオ米国務長官は、米国が提示しウクライナが受け入れた30日間の停戦案と同国での戦争終結に向けた措置を巡り、米国は12日にロシアと接触する予定だと明らかにした。
米国はウクライナと11日にサウジアラビアで実施した高官協議で、ウクライナへの軍事支援と情報共有を直ちに再開することで合意。これに対し、ロシア側はこれまでに公式な反応を示していない。
ルビオ氏はアイルランドで記者団に対し、ロシアの反応を心待ちにしており、全ての敵対行為の終結を検討するようロシアに強く求めると言明。ロシア当局が合意に難色を示した場合の対応については詳述を控えたものの、ロシアとのこれまでの協議では紛争終結への意思が示されたと語った。
また、協議ではウクライナの長期的な安全保障が「間違いなく議論の一部になる必要がある」とし、「ウクライナは長期的な安全保障を望んでいる」と改めて表明した。