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米連邦地裁、油田開発規制の差し止め認めず 前政権が導入 共和州の要求却下

2025年03月12日(水)11時38分

 3月11日、米南部ルイジアナ州の連邦地裁は10日、沖合で石油や天然ガスを開発する企業に対し、老朽化施設の解体費用として約70億ドルの財務保証取得を義務付けた規制を巡り、共和党系3州などが求めていた仮差し止めを認めなかった。写真は石油プラットフォームに設置された巨大な掘削デリック。メキシコ湾で2017年5月撮影(2025 ロイター/Jessica Resnick-Ault)

[11日 ロイター] - 米南部ルイジアナ州の連邦地裁は10日、沖合で石油や天然ガスを開発する企業に対し、老朽化施設の解体費用として約70億ドルの財務保証取得を義務付けた規制を巡り、共和党系3州などが求めていた仮差し止めを認めなかった。

規制はバイデン前政権時代の2024年に内務省海洋エネルギー管理局(BOEM)が公表。メキシコ湾での石油・ガス採掘権を保有する企業に対し、財務保証債の獲得を義務化した。

ルイジアナ、ミシシッピ、テキサスの各州司法長官と四つの業界団体は同年6月、規制が施行されれば、中小企業は債券を得られず「存続に関わる結果」にさらされる恐れがあるとして、訴訟を起こした。

これに対し、地裁判事は規制が3年間で段階的に施行されるという事実を踏まえ、潜在的な損害は軽減されると指摘。「損害は発生するかもしれないが、仮差し止めはその損害が差し迫っている場合に限って出すことができる」と述べ、原告側の主張を退けた。

ロイター
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