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米国務省のテスラ車購入計画巡り説明要求、上院議員 利益相反懸念

2025年03月04日(火)09時25分

3月3日、 米上院調査小委員会のブルーメンソル上院議員(写真)は外交官の移動用に米電気自動車大手テスラの装甲版サイバートラックを4億ドルで購入するという国務省の計画が報じられたことを巡り、ルビオ国務長官に説明を求めた。ワシントンで2022年10月撮影(2025年 ロイター/SARAH SILBIGER)

David Shepardson

[ワシントン 3日 ロイター] - 米上院調査小委員会のブルーメンソル上院議員(民主党)は3日、外交官の移動用に米電気自動車大手テスラの装甲版サイバートラックを4億ドルで購入するという国務省の計画が報じられたことを巡り、ルビオ国務長官に説明を求めた。

国務省は3日、契約はバイデン政権時代に計画され、トランプ政権が取り消したと述べた。だが、ブルーメンソル氏はこの説明には疑問があると指摘。

「世論の強い反発を受けたトランプ政権が、テスラのサイバートラックに4億ドルの税金を使う案が前政権時代からあったかのように見せかけるために政府文書を作成し、実際よりも前の日付にしたのではないかという疑問が持ち上がっている」とした。

テスラはコメント要請に応じていない。

国務省はロイターに対し、バイデン前大統領の下で「装甲EV製造に対する民間企業の関心を探る」よう要請があり、関心を示したのはテスラのみだったと説明。

「次の段階では自動車メーカーに入札を求める正式な募集が行われるが、募集は保留中であり、現時点で募集を発表する計画はない」と述べた。ブルーメンソル議員の質問には答えなかった。

同議員は国務省が文書を改ざんしようとしたとすれば、「トランプ政権はマスク氏の二重の役割に内在する大きな利益相反を認識しているだけでなく、マスク氏の地位が彼の企業に利益をもたらしているという事実を隠すために積極的な措置を講じていることになる」とした。

ロイター
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