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チリ全土で大規模停電、銅鉱山の操業にも影響

2025年02月26日(水)07時33分

2月25日、 チリで全国規模の大規模な停電が発生した。写真は停電したサンチアゴのレストランで撮影(2025年 ロイター/Pablo Sanhueza)

[サンティアゴ 25日 ロイター] - チリで25日、全国規模の大規模な停電が発生した。チリは世界最大の銅生産国で、銅鉱山での採掘作業が中断された。また、首都サンティアゴも街灯が消えて真っ暗になった中を緊急車両のサイレンが鳴り響き、地下鉄も運行を停止して乗客が避難した。

チリのトハ内相は、停電は同国北部の送電線の故障が原因だとして「数時間以内に電力が回復すると聞いており、そうなることを期待している」と説明。サイバー攻撃が原因ではないと訴えた。

情報筋は世界最大の銅鉱山のエスコンディダ鉱山でも停電したとロイターに明らかにし、産銅世界最大手のチリ銅公団(コデルコ)も全ての鉱山に影響が出たと発表。コデルコによると、チュキカマタ、アンディーナ、サルバドール、エル・テニエンテの各鉱山で停電し、他の鉱山は非常用発電機を使って部分的に操業している。

資源大手のアントファガスタとアングロ・アメリカンは、それぞれが抱えている鉱山は発電機を使って操業していると語った。

チリの民間航空局(DGAC)は、サンティアゴのアルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港は正常に運営されていると説明。一方、チリのLATAM航空は一部の便が停電の影響を受ける可能性があると話した。

ロイター
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