EU、対ロシア制裁第16弾を採択 暗号資産取引所を初めて対象に
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2月24日、欧州連合(EU)加盟各国の外相は、対ロシア制裁第16弾を採択した。今回のパッケージでは初めて暗号資産(仮想通貨)取引所を対象としており、「EUが制裁を科しているロシアの銀行と密接な関係にある」ロシアの暗号資産取引所Garantexをリストアップしている。 写真はEUの旗。ブリュッセルで2023年2月撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
Gleb Stolyarov
[ブリュッセル 24日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟各国の外相は、対ロシア制裁第16弾を採択した。今回のパッケージでは初めて暗号資産(仮想通貨)取引所を対象としており、「EUが制裁を科しているロシアの銀行と密接な関係にある」ロシアの暗号資産取引所Garantexをリストアップしている。
外交筋が先週に明らかにしていたところによると、制裁には一次アルミニウム輸入とゲーム機販売の禁止が含まれるほか、制裁逃れに使われる「影の船団」73隻もリストに記載される。
また、欧州委員会によると、ロシア国内便を運航する第三国の航空会社に対し、EU加盟27カ国への乗り入れを禁止することも含まれている。
ロシア当局は、EUの新たな措置に関するコメントを避けた。